鬼滅の刃の炎柱である煉獄杏寿郎は、鬼滅の刃7巻60話「二百人を守る」(吾峠呼世晴 株式会社集英社 2017年8月9日第1刷)の中で、
「うたた寝している間に
こんな事態になっていようとは!!
よもやよもやだ
柱として不甲斐なし!!
穴があったら
入りたい!!」
という言葉を発しています。この意味について解説します。
煉獄杏寿郎の謎の言葉「よもや」
煉獄杏寿郎が、魘夢の血気術で眠らされて起きた時に「よもやよもやだ!柱として不甲斐なし!穴があったら入りたい!」と言ったセリフを使っていましたね。
この「よもやよもやだ」は、原作であるコミック7巻60話「二百人を守る」にのみ登場するセリフで、映画「無限列車編」でも登場します。
「よもや」という言葉は現代ではあまり使われない言葉ですので正確な意味を知りたいと思った方も多かったのではないでしょうか。鬼滅ファンとしては正確な意味を把握することは必須のことですよね。
さて、鬼滅の刃は大正時代の設定ですが、この時代の言葉として、煉獄さんはなんと言いたかったのでしょうか。
国語辞典でみる「よもや」の意味
よも‐や の解説
[副]《副詞「よも」に係助詞「や」を付けて意味を強めたもの》
1 万が一にも。いくらなんでも。「よもや負けることはあるまい」
2 (あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。
「―張替ぐらゐはわかるだらう」〈滑・虚誕計・後〉
(goo国語辞典より)
上記にもありますが、「よもや」は「よも」+「や」に分けられ、「よも」は「万が一にも」という意味であり、「ありえないことではないけれど、まずないだろう」という意味を持つ副詞。
そして、「や」は意味を強調するための助詞です。
ちなみに「よもや」という漢字はありません。
【結論】「よもやよもやだ」で煉獄さんが言いたかったこととは
このことから、「よもやよもや」とは、万が一にもあり得ないことを強調して表す言葉であることがわかります。
使われる場面としては、その人が立場的に許されない失敗をしてしまった時によく使わるセリフだったようです。
煉獄さんは「よもや」を繰り返していますので、現代風にいうと「まさかまさか」といった意味になります。
ちなみに、煉獄さんが同時に発した「穴があったら入りたい」とは、「穴があったら入って身を隠したいほど、恥ずかしくてたまらないようす。」(故事ことわざ辞典)を意味します。
結論としては、
「よもやよもやだ!柱として不甲斐なし!穴があったら入りたい!」という言葉は、「まさかこのような状況に陥るとは。実力が認められて柱にもなり後輩たちに模範を示さなければならない立場にもかかわらず、鬼の血気術で眠らされるとは、万が一にもあってはならないことだ。恥ずかしくてたまらない。」
という煉獄杏寿郎の気持ちを現した言葉だと言えるでしょう。
「よもやよもやだ」の英語・英訳は
海外版の漫画や映画の予告編では、
「よもやよもやだ」は
「I can’t believe it!」
表現されています。
「信じられない!」という訳ですから、少しニュアンスが伝わりにくい感を受けます。
映画の吹き替え版になると
「What an ugly mess!」
となり、
「なんだこれは!」
といった感じになっています。
こちらの方が、煉獄さんの思いが伝わるのではないかと思います。
湯呑みやTシャツになる煉獄さんの「よもや」
煉獄杏寿郎の「よもや」は反響も大きく、なんと!湯呑みやTシャツにもなっています。これも、炎柱としての自負をもち、後輩思いの煉獄さんの人柄があらわれている言葉・名言として受け止められているからでしょう。
ちなみに、私はアフィリエイトはしていませんので、購入されても私へのメリットはありません。
購入は自己責任ででお願いします。
鬼滅の刃 「よもやよもやだ」 湯のみ
料金:990円(税込)
メーカー:『コスパ』
販売サイト :Animo(アニモ)
商品サイズ:高さ10.5×直径7cm
素材:陶器製
鬼滅の刃「よもやよもやだ」 Tシャツ
関連記事
鬼滅の刃の炎柱、煉獄杏寿郎の名言をまとめていますので、よろしければ合わせてご覧ください。