【デール・カーネギーの名言】レモンを手に入れたらレモネードを作れ

デール・カーネギーの名言 デール・カーネギー

デール・カーネギーについて

デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)は、アメリカの作家で教師にして、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者です。
ミズーリ州の貧しい農家に生まれ、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年)の著者として有名です。
『道は開ける』(1948年)、『知られざるリンカーン』なども著しています。
カーネギーの著書では、他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる、という考えが柱のひとつとなっています。

【デールカーネギーの名言】レモンを手に入れたらレモネードを作れ

デールカーネギーの言葉である『レモンを手に入れたらレモネードを作れ』という言葉は、彼の著作「道は開ける」で書かれた一節ですが、多くの人の心をつかみ、彼の代表的な名言となっています。

愚か者は人生の贈り物がレモン(不快なもの)だと知ると、あきらめ顔で「私は負けた。これが運命だ。もはやチャンスはない」などと言い出す。そして世間に文句をつけ、自己憐憫にどっぷりひたり込んでしまう。

けれども、賢い人はレモンを手にして自問する。「この不運からどんな教訓を学ぶべきだろう?どうしたら周囲の状況が良くなるであろう?どうすれば、このレモンをレモネードに変えられるだろうか?」

(デール・カーネギー 「道は開ける」より)

レモンを手に入れたらレモネードを作れの英訳は
「If You Have a Lemon, Make a Lemonade.」で良いでしょう。

また、デール・カーネギーは、同じく「道は開ける」の中で、次のような名言も残しています。

刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。
一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。

(デール・カーネギー 「道は開ける」より)

レモンの意味するもの

さて、レモンが意味するものですが、ここでは、「不運、不快なもの」と捉えれば良いでしょう。
実は、レモンには、「できそこない、欠陥品、不快なもの、魅力のない人」の意味があり、英国や米国では酸っぱいものにあまり好感は持たれないようです。

参考までですが、レモンの花言葉は「思慮分別」、「誠実な愛」。また、レモンの果実には、「情熱」という言葉もあるようです。
思慮分別とは、ものごとを注意深く考え、正しく判断することを指します。「誠実な愛」という花言葉は香りの良い花から由来していると考えられます。
まるで香水をつけているような花の様子から、恋愛に関する花言葉がつけられたのでしょう。

ナポレオンヒルのレモンに関する名言

レモンに関し、デールカーネギーと同様の言葉を残しているのがナポレオン・ヒルです。
とてもよく似ていますね。

“If life hands you a lemon, don’t complain,
but convert it into lemonade and sell it to those who are thirsty from griping.”

「人生において酸っぱいレモンを授かっても不平を言わず、レモネードを作って、不平を言い過ぎてのどが渇いている人に売りましょう」

(参考)デールカーネギーの著書

『人を動かす』(日本で430万部、世界で1500万部以上の売上)
『道は開ける』(日本で200万部以上の売上)
『カーネギー話し方入門』
『カーネギー名言集』
『カーネギー人生論』
『知られざるリンカーン』
『カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣』
『人生を変える黄金のスピーチ』

捉え方でその後の人生は変わる

捉え方でその後の人生は変わる

人生で面白くないこと、辛いこと、しんどいこと、もういやだ!と思うこと、こういったことは沢山あるものです。
生きている限り、必ず、こういった辛い出来事にも出逢います。
そして、その時の対応により、その後の人生が開けるのか、もっと茨の道になるのかが決まってきます。
デール・カーネギーの「レモンを手に入れたらレモネードを作る」という言葉が至高の名言として捉えられているのも、この人生の本質を捉えているからだと思います。
辛いことに遭遇した時、その状況をいかに乗り越えて人生の糧にするか、そういうことに全力を傾けると必ず成功します。
辛い時、それをどう捉えて対応するか、それが運命を分けていくのです。

(KEN)