夢を叶えたいと思う人は多いですね。でも、なかなか叶わないし、いつの間にか日々の仕事に追われ、夢を思い出すのは神社にお参りする時だったりします。
夢を叶えるにはどうすれば良いのでしょうか。
結論としては、夢を叶えるためには、「その夢をずっと認識する」ことが大事です。
GMOの社長である熊谷正寿さんは、次のことばを著書で書かれています。
だれでも、自分の夢を持っています。大きな夢、小さな夢、一生のうちにたくさんの夢を持つことでしょう。でも、その夢をかなえる具体的な方法はというと、漠然としか思い当たらないのではないでしょうか。気持ちだけあせって、いっこうに夢に近づくことができない、という経験はないでしょうか。
夢をかなえる方法の一つ、それは、手帳に書くことです。
手帳に自分の夢を書き込むのです。
将来の目標、やりたいこと、人生の計画、すべて手帳に書き込むのです。
そして、その手帳を常に持ち歩くのです。
(熊谷 正寿 著 「一冊の手帳で夢は必ずかなう」より)
熊谷さんは、手帳を常に持ち歩くのが大事だといいます。手帳に書いて、頻繁に見返して、自分の夢を再確認し続けることが重要だということです。
熊谷さんは、トイレまで手帳をもっていくそうですよ。
みなさんも、将来の夢や目標はたくさんお持ちだと思います。でもそれらは、漠然と頭の中だけにあるのではないでしょうか。
自分の大切な夢を、いつ思い出し、いつ忘れ去ってしまうかわからない頭の中に漂わせておいて、その夢はかなうでしょうか。
いつのまにか、自分の夢が、小さくなったり、無くなったりしていませんか。
(熊谷 正寿 著 「一冊の手帳で夢は必ずかなう」より)
辛いことや悩みがあると、人生を変えたいと思うものです。また、年末年始やお盆など、まとまった休みがあれば、人生について、もっと良くしたいなと考えることもあるかも知れません。
そこで考えた将来の夢を、その時かぎりに留めてしまえば、夢は風化してしまいます。
そして、日々の雑務や仕事に追われ、夢を忘れてしまうのです。
そこで、熊谷さんは手帳に夢を書いて、頻繁にその手帳を見ることで、常に夢を認識することを勧めています。
夢をかなえることは容易ではありません。計画性と、常日頃からの努力が欠かせないはずです。ですから、「ふと思い出した時」や「机に座って、色紙が目に入った時」にだけその夢を追いかけようと思っても、それをかなえることはできません。
だから、手帳に夢を書き込むのです。そしてそれを、トイレに行く時も、お風呂に入る時も、片時も離さずに持ち歩き、繰り返し読み返すのです。そうすれば、毎日・毎時間・毎分・毎秒、常に夢を見失わずに、そこへ向かって前進できます。
手帳は、夢実現の精度を高めるツールです。そして手帳は、接触頻度に応じて力を発揮します。手帳とともに大切な夢を、いつも肌身離さず持ち歩くことをおすすめします。
(熊谷 正寿 著 「一冊の手帳で夢は必ずかなう」より)
夢を色紙や紙に書いて、デスク前の壁に貼ったり、トレイに貼ったりすることや、ノートに書いたりすることを勧めている本も多くあります。
これは「夢を書く」という行動自体が、夢の実現にむけて効果のあることだからではないでしょうか。
紙に書くと頭が整理されて、目標が明確になり、頭自体もスッキリとします。
不思議なことですが、悩みを紙に思いっきり書くと、悩んでいたことも整理されて、悩んでいたことが大したことではないことがわかったり、解決方法が見つかったりします。
このことも書くことの効果だと思います。
考えることと書くことは一体で、有名なコンサルタント企業であるマッキンゼーも、徹底的に書くことを社員に求めているようで、元マッキンゼーの社員であった赤羽雄二さんも「ゼロ秒思考」の中で書かれています。
今回は手帳の効果について紹介しましたが、このことは私も実感しています。
手帳については、以下の記事も書いていますので、よかったら参考にしてください。