もう紙の手帳なんていらない?
最近、グーグルカレンダーやTODリストがアプリで無料ダウンロードできますし、スマホがで、電車の中でも外出先でも予定が確認できて便利ですね。
もう紙の手帳など不要だと思いませんか。
実は、私も、そう思ったことがあり、半年ほど前に、長年使っていた紙の手帳から、グーグルカレンダーに変えたことがあります。
しかし、紙の手帳からGoogleカレンダーに変えて、気がついたことがあります。
それは、Googleカレンダーは便利ではあるけれども、欠点もあるということです。
結局、私は、Googleカレンダーから紙の手帳に戻しました。
なぜ、私が紙の手帳を使い続けているのか、その理由を説明したいと思います。
私が一時、グーグルカレンダーに変えた理由
私は毎日、電車で通勤をしています。私の鞄の中には、お弁当や手帳、パソコンなどが入っていて、結構な重さになってしまいます。
元々、私はシンプルに生きるのが好きで、ゴチャゴチャとたくさんのものに囲まれるよりは、ものを少なくして暮らしたいと思っています。
こういうこともあり、手帳も、電子化を進めたいと思ったのです。
そこで、紙の手帳はやめて、以前から併用していたグーグルカレンダーに統一しようとしました。TODOリストは、別のアプリで導入しました。
結果、それまで私の鞄の中には、フランクリンプランナーという紙の手帳が入っていたのですが、それが不要となり、鞄の中は軽くなりました。
しかし、結果としては、失敗だったと感じ、今は紙の手帳を使うようになりました。
カバンが軽くなるという電子手帳のメリットを上回るメリットが、紙の手帳にはあったからです。
電子手帳の問題
電子手帳の問題点として1番大きいのは、書いていることが頭に入ってこないということです。
感覚的な話になってしまいますが、どうしても、強く頭にインプットしたいことは、ペンで書くことが良いように思います。
単なるスケジュールだけなら、あまり問題は生じないのだと思いますが、将来の目標や夢といったことについて手書きで書くと、頭に強く記憶として残ります。その文字の印象とか、そういったことも含めて頭に入って来ます。刷り込まれるという表現が良いかも知れません。
そして、電子手帳の問題点として2番目に感じたことは、紙の手帳の方が早く書け、早く見返せるということです。
確かに、電子手帳は場所を選ばずに見ることができます。しかし、手帳を起動するまでには、例え数秒でも時間がかかりますし、目的のページに移動するのも、紙に比べると時間がかかります。
これに比べて紙の手帳は、しおりで良く見るページをすぐに開くことができ、また、ペンですぐに思いついたことを書くことができ、またレイアウトも自由です。
アイデアがひらめた瞬間に書くことができるので、アイデアを逃しません。
そして、見たくなれば、すぐに手帳を開いてさっと見ることができ、手帳を見ながら、新たな考えが生じれば、それをすぐにペンで追加することもできます。
電子手帳も、だんだん良くはなっていますが、まだまだです。
また、手帳にお気に入りの写真や書類などを挟んで、いつでも見返すことができます。こういった紙の手帳の特徴と言うのは、電子手帳の軽さや、手軽さ、どこでも見れるといったメリットを踏まえても、大きなメリットだと感じています。
GMO社長の熊谷さんも紙の手帳を使っています
GMOインターネット株式会社の代表取締役会長兼社長である熊谷正寿さんも、紙の手帳を使われています。
熊谷さんの著書、「1冊の手帳で夢は必ずかなう」では、読み返しがすぐできる(紙の)手帳は、電子手帳に勝ると書かれています。
熊谷さんは電子手帳を使わずに、紙媒体のアナログ手帳を使う理由として、アナログ手帳は簡単に読み返すことができると説明されています。
パラパラとページをめくる作業、この作業は、パソコンや電子手帳にはできない芸当だと、熊谷さんも言われています。
パソコンだとせっかく書いても、読み返す機会が失われ、情報ばかりが溜まっていき、結局、打ちっぱなしになる可能性が高いとおっしゃっています。私もそう感じました。
そういえば、昔から使っているエバーノートには、アイデアなどを書いていましたが、ほとんど読み返さずに放置してあります。みなさんは、こんな経験ありませんか?
やはり、頻繁に読み返すには、紙の手帳が良いようです。
また、熊谷さんは、手で書いた言葉には意味と重みが出てくるとおっしゃっています。
GMOインターネット株式会社という、電子化に強い企業で社長を務められている熊谷さんですが、今のところ手帳はやはり紙に勝るものはないようです。
熊谷さんの著書の中の言葉をご紹介しておきます
デジタル全盛のご時世ですが、手書き文字が連なるアナログ手帳にはとてつもない力があることをお忘れなく。思い通りの人生は、思いを映す文字を手帳に書くことから始まるのです。
一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法
私が使っている手帳「フランクリン プランナー」。コンパクトサイズがおすすめです。
結局、目的に合わせて電子とアナログのツールを使い分けることが大事
私は、元々、電子化を進めるのは大変重要だと思っています。昔から私はGoogleカレンダーもTo Do リストもそしてEvernoteもDropboxを使っていました。もちろんFacebookやTwitterも活用しています。
電子化が進む中で便利なツールはどんどん使っていくというのが私のスタイルですし、今も使っているツールもたくさんあります。
しかし、手帳に関しては、紙の(アナログ)手帳が、私の手帳の使い方にあっているため、電子手帳よりも価値があると感じています。
全てのものがアナログが良いと言っているものでは決してありませんので、誤解がないようにしていただけると嬉しいです。
そして、アナログの手帳についても、電子化の技術が進歩すれば、いずれ、電子手帳の方が使いやすい時期が来ると思います。
iPadとApple Pencilが、もっと進歩すれば、アナログ手帳よりも使い勝手の良い電子手帳が生まれてくるかも知れません。
そうなれば、いろいろと試した上で、電子手帳を使っているかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。ご参考になったら嬉しいです。
アナログ手帳を使い尽くしているGMOの熊谷社長さんの手帳とは、どのようなものか、こちらで詳しく解説していますので、よかったらご覧ください。