組織の目的は、凡人をして非凡なことを行わせることにある。
天才に頼ることはできない。最後まであてにできない。凡人から強みを引き出し、他の者の助けとすることができるか否かが、組織の良否を決定する。
同時に組織の役目は人の弱みを無意味にすることである。
要するに組織の良否は、そこに成果中心の精神があるか否かによって決まる。
1 組織の焦点は成果にあわせなければならない。
2 組織の焦点は問題ではなく、機会にあわせなければならない。
3 配置、昇給、昇進、降級、解雇など、人事に関わる意思決定は、組織の心情と価値観に沿って行わなければならない。これらの決定こそ真の管理手段となる。
4 これら人事に関わる決定は、真摯さこそ唯一絶対の条件であり、常に身に付けていなければならない資質であることを明らかにするものでなければならない。
(ドラッカー)